ヘルニア？ぎっくり腰？見分ける方法とは？

こんにちは。

ぎっくり腰特化整体を提供している

奈良県香芝市のTri整体院より津守がお送りします。

 

このブログでは腰痛・ぎっくり腰のアレコレや

体の秘密について発信しています。

 

 

ヘルニアとぎっくり腰

この二つは症状が非常によく似ています。

■腰の痛み

■痛む場所

■身動きができないetc.

 

これらの見分け方はあるのでしょうか？

 

ヘルニアとは？

 

正式名称は腰椎椎間板ヘルニア

「腰骨の間の軟骨が飛び出ているよ」

という意味です。

 

椎間板は特殊な軟骨で

弾力のある軟骨の内部

グミのような軟骨がある二層構造です。

グミの部分が衝撃を吸収しています。

 

椎間板が加齢によって硬くなったり

一部分に負荷がかかりすぎると

ゼリーの部分が飛び出してしまうことがあります。

 

これが腰の部分で飛び出ると

腰椎椎間板ヘルニアと診断されます。

※ヘルニアはラテン語で「飛び出たもの」という意味

 

 

ぎっくり腰とは？

体勢を変えたり腰を曲げたりして

腰の筋肉が使われた瞬間に

腰に急激な痛みが走り

思うように動けない状態です。

 

レントゲンやMRIなどで検査をしても

特に変化が見られないことが特徴です。

 

おもな原因は

腰椎の関節の捻挫や筋肉の炎症だと

一般的に言われていますが

捻挫や炎症には熱を伴うはずが

ギックリ腰で辛い時でも腰が冷えていたりします。

つまりあまりよく分かっていない病態です。

（原因と関連する要素が多すぎて特定できない）

 

 

整形外科ではどのように見分けているのか？

ぎっくり腰と腰椎椎間板ヘルニアを

どのようにお医者さんは見極めているのでしょうか?

 

おおよそポイントはふたつです。

■腰痛以外の症状

■レントゲン検査

 

ヘルニアによって飛び出た椎間板は

神経組織に当たることがあります。

 

神経は

内臓の働きや感覚・運動の中継地点なので

神経が圧迫されることで

足がしびれたり、排泄がうまくできなくなったりします。

 

つまり腰痛の症状だけでなく

片足がしびれたり痛んだり

便が出なくなったり

腰痛以外にも症状が出たりします。

 

その上でレントゲン等で

検査し椎間板ヘルニアがあるかどうかで

ヘルニアを見分けます。

 

 

 

注意！

しかしぎっくり腰が

足の痛みなどが出ないわけではありません。

 

動くたびに腰痛が走る状態が続くと

腰を動かさないように

腰回りの筋肉が固まったり

骨盤周りの筋肉を必要以上に酷使することになります。

 

骨盤には太ももの筋肉がついているので

骨盤周りの酷使＝足の酷使に繋がります。

 

酷使した状態を続くことで

足の痛みやしびれが発生することもしばしばあります。

 

つまり自分で腰痛がヘルニアかぎっくり腰か

見分ける方法というのは非常に難しい

ということです。

 

 

ヘルニアの実は…

これだけ問題にしてきたヘルニアですが、

実は近年、腰痛との関連は薄いとされています。

 

今までは

腰痛で受診

↓

レントゲン

↓

ヘルニア発見

↓

腰椎椎間板ヘルニアと診断

という流れでした。

 

しかし整形外科学会の論文によると

腰痛や下肢痛の症状が全くない人

↓

レントゲン撮影

↓

ヘルニア発見

↓

ヘルニアなのに腰痛がない人がいる

ということが分かってきました。

 

ということなので

もし腰痛で悩まれていて

ヘルニアかどうか心配な人は

安心してください。

 

あっ、腰痛と共にお通じが急に悪くなったり

失禁したりする場合があれば

それはちゃんと整形外科等に受診してくださいね。

 

命に関わる場合があります。

 

以上、奈良県香芝市のぎっくり腰特化Tri整体院より

津守がお送りしました！

それではまた！